極上の眠りが一流を作る!パフォーマンスをMAXにする睡眠の作法
「眠り」にこだわってますか?
「徹夜で頑張った」が自慢になるのは高校生まで。社会人にもなって睡眠を疎かにしてまで働くのは二流・三流のやり方です。安定してパフォーマンスを発揮するためには、充実した睡眠が必要不可欠だからです。とはいえ忙しいビジネスパーソンほど睡眠時間の確保が難しいのもまた事実でしょう。
そこで身につけたいのが「しっかり眠って、さっぱり起きる」ための睡眠の作法です。ここでは医師でもあり、コンサルタントでもある裴英洙(ハイエイシュ)さんの著書『一流の睡眠』を参考に、極上の睡眠を得るための作法について解説します。
日本のビジネスパーソンはみんな「眠れていない」
「社会人になれば忙しくなって睡眠時間が削られるのは当たり前」なんて思い込んでいませんか?残念ながらこれは仕事ができない人の言い訳です。というのも「社会人が眠れていない」のは世界規模で言えば、日本を含む一部の国で起きているだけの、特殊な状況だからです。
その証拠にアメリカやフランスなど34カ国が加盟する経済開発協力機構(OECD)が行った2014年の調査によると、日本の15歳から64歳までの男女の睡眠時間は加盟国中男性が3番目に短く、女性は最も短いという結果が出ています。また「日本・アメリカ・フランスの三カ国で30歳以上の成人6,973人」に対するアンケートによれば、日本人の睡眠時間・睡眠に対する満足度は他の国よりも低いことも明らかになっています。
つまり時代が進んで日本が先進国になったから、仕事も忙しくなって睡眠時間も短くなっているというわけではなく、単に日本人が眠りに対してやたらと無頓着なだけ、というわけです。睡眠の作法を見直し、より充実した睡眠が得られれば、「社会人になれば忙しくなって睡眠時間が削られるのは当たり前」なんて間違った思い込みに振り回されずに、安定したパフォーマンスが発揮できるでしょう。
「睡眠圧」を高めてぐっすり眠る
一日中外回りの営業が続くなどして心身ともに疲れ果てた時は、誰しもがベッドに倒れこんで泥のように眠ってしまうものです。このように自然と眠くなる作用をもたらす体のはたらきを「睡眠圧」と呼ばれます。この睡眠圧は日中を活動的に過ごすことで高まります。そのため、日中を活発に過ごさずに睡眠圧が低いままで夜を迎えてしまうと、自然に眠りに落ちることができません。眠るためには昼間の過ごし方も重要というわけです。
睡眠圧は一般的に午前中は低く、起きている時間の長さと活動量によって徐々に高まっていきます。順調に行けば夜までに睡眠圧は高まり続けますが、昼寝で熟睡してしまったり、帰宅の電車の中で熟睡するなどしてしまうと、その分だけ睡眠圧が下がってしまい、夜の眠りの質に悪影響を及ぼしてしまいます。
また人間のメカニズムとして19時から21時頃は睡眠圧が下がる時間帯で、この時間に眠ろうとするとなかなか寝付けないので注意が必要です。この時間帯には眠ろうとするのではなく、ウォーキング程度の軽い運動で疲れを溜めておくことで、さらに睡眠圧を高めるようにします。
例えばいつもの駅より2駅手前で降りて歩くなどすれば、眠りの質も高まると同時に体型維持も実現できて一石二鳥です。「疲れてるのに2駅歩くなんてありえない」と思うかもしれませんが、全てはぐっすり眠るため。翌朝の爽快な気分がご褒美だと思って、実践してみましょう。
「極上の眠りが一流を作る!パフォーマンスをMAXにする睡眠の作法」の続きを読む
関連記事
電車の居眠り、気持ちいいよね |
【快適な目覚めを】目覚ましカーテンって知ってる? |
寝ても疲れが取れないのは枕が原因かも。自分好みの枕を簡単オーダー「セレクト枕」 |
- ブーストマガジンをフォローする
- ブーストマガジンをフォローするFollow @_BoostMagazine_