三国志の英雄に学べ!乱世を生き抜く人間関係術
乱世の人間関係術はいまにも通じる
『三国志』を何かしらの形で読んだことがない歴史好きの人はいないでしょう。数々の英雄が権謀術数の限りを尽くし、覇権を奪い合うその物語の中には「ロマン」「愛憎」「家族」など人生のあらゆる哲学が組み込まれています
。ここではそんな『三国志』のうち、英雄たちの人間関係術に注目していきます。乱世を駆け抜け、覇権に手を伸ばそうとした男たちは、いったいどのようにして人間関係をマネジメントしていたのでしょうか。
画像出典:http://www.sangokushi-tv.com/index.html
劉備のバイブル『六韜』に学ぶ人間関係術
劉備が学んだ兵法書『六韜(りくとう)』には「利害の共有」の重要性が書かれています。すなわち国を治めるにあたっては人民に対して自分と同じように接すべしというのです。
人民の利益・損害すべてを自分と同一化していれば、自分のためにすることはすべて人民のためにもなります。そうすれば自然と人民の支持を集められ、リーダーシップがとれるというわけです。
一見単なる綺麗事に思えますが、これは同時に「相手が喜ぶこと、嫌がることを熟知している」ことでもあります。自分を喜ばせてくれる人に惹かれるのは三国志の時代も現代も同じ。
劉備は常に謙虚にへりくだり、相手を立てるタイプの人物だったそうです。相手の利害を把握し、それに基づいて相手の心をわしづかみにする。それが劉備が『六韜』から学んだ人間関係術だったのです。
事実彼は組織のトップに逆らわず、周囲の人間に好かれていたために陶謙の後継の徐州長官として推挙されたり、敵対陣営の中に自分のファンを作って分裂させたりと、その人心掌握術を使って様々な死線を潜り抜けています。
これを実践するためにはまず相手との「利害の共有」が重要なのです。
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