「こだわり」を捨てストレスから解放してくれる3つの質問
zen habits:ストレスは恐ろしく有害です。ストレスのせいで健康を害することもあれば、不幸な気分になったり、気持ちが落ち込んだりしますし、人間関係も損なわれます。そのほかにも言い尽くせないぐらいさまざまな害があります。
生きていれば常に何らかのストレスがありますが、どうしたらストレスを管理できるでしょうか?
ストレスの原因を見つけてそれに対処するしかありません。
私がマインドフルネスの実験をしてみたところ、ストレスの根本原因は「物事へのこだわり」だと気づきました。物事が自分の期待通りに、あるいは計画通りに運んで欲しいという希望に固執するので、そうなるようにしむけようとしてストレスを感じたり、そうならなかったときにフラストレーションを感じたりするのです。
ではどうしたらこだわりを捨てられるのでしょうか。
この世には執着すべきものは何もないと気づくことです。
私たちが執着したいと思っているものは、まるで現実に存在していて、実体があり、不変であるかのようですが、実はそんなものは存在しません。それが何であれ、流動的で移り変わるものであり、永久のものではなく、単なる想像の産物です。
執着すべきものなど何もないのです。
水中を泳いでいて、何か固体物体が近くにあると思い、それにすがりつこうとやっきになっている自分を想像してみましょう。その端っこを何とかつかもうとしているせいでストレスにやられています。
今度は、そこにつかまれるような固体物体は何もない状態を想像してみましょう。それでも何かにつかまろうとし続けることもできますが、自分の周りには水しかないということを受け入れて心身をリラックスさせることもできます。そうなったら水に浮けばいいのです。
さらに言えば、私たち自身も大海の中では水の一滴でしかありません。
今日読者の皆さんに挑戦して欲しいのは次のことです。
- 今日の自分は何にストレスを感じているか自問してみましょう。
- 自分は何に執着しているか自問してみましょう。
- 最後に、自分が執着しようとしているものは存在しないと思ってみましょう。あなたはただ水に浮いているだけです。
さあ、これであなたの世界はどのように変わりますか?
Let Go of Stress: Nothing to Cling To : zen habits
Leo Babauta(訳:春野ユリ)
Photo by Mitchell Joyce/Flickr (CC BY-NC 2.0).
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